コウノドリ 22巻 感想
2つの「知らない」っていう溝を埋めりゃあいいだろ
こんにちは。ぽっすんです。
今日は二回にわたりドラマ化された
「コウノドリ」の原作22巻の感想です。
帯に書いてある通り、災害医療編と
ぎっくり腰に悩まされる腰痛編となっております。
災害医療編
前巻からの続き、後編となります。
N県にて発生した大地震で現地は大混乱。
医療施設も麻痺してしまい人手も足りていない。
そんな災害現場で活躍するのがDMATと呼ばれる医療チーム。
限られた器材や薬剤でできる限りの最善を尽くして
被災者達の支えになっている医療チーム。
その役割はかなり重要なものであると思います。
冒頭のセリフは主人公と同じ病院に勤務する救命医が、医学生時代の友人であり現在は産婦人科医としてDMATに参加している医師に言ったものです。
「DMATの医師は外科医が基本であり、周産期医療のことは知らない」
「産婦人科医は災害医療を知らない」という流れから
過去の災害現場で暴走しかけた友人にかけた言葉です。
前述した通り、限られたものしか使えない状況であり、それぞれの得意分野の事を精一杯やるしかない状況であるため、当然手が回らない、そもそも気づかない場面が多々あることでしょう。
そんななか、両方を知っている人間の動きかたが現場の状況を変えることが出来る、と気付かせる言葉です。
大事なことだと感じました。
災害時であろうと出産を控えた妊婦は当然存在し、出産にまつわるトラブルも起こるわけで、「知らない・分からない」では済ますことのできないことです。
災害時に限らず、普段からいろんなことを学び、少しでも知識を蓄えておこうと感じました。
そしてその被災地の病院で副院長として働いていたのがドラマで星野源が演じた四宮の父親。
もともと人手不足であったにも関わらず、災害ということで余計に人手が足りません。息子に応援を要請し、それに応えて現場に駆けつけた四宮。
四宮の活躍もあってとりあえず落ち着きを取り戻します。
そこで幼い頃の友人の母親で、昔お世話になった人が末期がんであることを知った四宮。
友人の奥さんは妊娠しており、どうしても孫の顔を見せてあげたい、最後まで医者として最善を尽くしたいとの思いから地元に戻ることを決意します。
腰痛編
四宮が退職し、産婦人科医が減ってしまった〈ペルソナ〉。
気合いを入れてみんなで頑張ろうとしていた矢先、助産師の小松さんがぎっくり腰に。
さらに主人公のコウノトリまでぎっくり腰になります。
代わりの産婦人科医も見つかってないなか、救命に異動していた下屋が一時的に産婦人科に戻ってヘルプしたくれることに。
しかししかし、この下屋までもがぎっくり腰になります(笑)
二人で椅子に座ったまま移動するばめんで22巻は終了。
中腰になることが多く、患者の移動にも力が必要で産婦人科の職員は腰痛を起こしやすいとのこと。
腰痛の人のためのヘルプできた人までもがぎっくり腰…
さすが漫画だなと思いましたね(笑)
21巻から続いた災害編は、この巻にて終わりになりました。
話的には重たい話が続いたのですが、次の腰痛編がギャグパート。
振り幅がすごいです(笑)
いままで妊娠・出産にまつわる話がメインであった作品ですが、この巻については出産シーンはありません。
望んでるストーリーとは違いますが、非常に勉強になる巻でしたね。
普段の話もとてもためになり、勉強になるのですがまた違った学びを得ることが出来ました。
次巻も楽しみです。
ドラマ化されたこともあり、読み始めた当初からするとかなり知名度も上がりました。
命の誕生に関する様々なことを学べます。
時間があったらぜひてにとってみてください(^-^)
それでは、また(^-^)