るろうに剣心 感想
剣と心を賭してこの戦いの人生を完遂する
こんばんは。ぽっすんです。
前回に引き続き、侍ものです(^-^)
るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-の感想です。
実写映画化もされ、しかもヒットしたということでかなり
有名な作品だと思います。作者が逮捕されたことでより有名になったかも…?(笑)
あらすじ
舞台は明治です。
-序盤-
幕末の日本で〈人斬り抜刀斎〉として恐れられた緋村剣心。
新時代になり、人斬りをやめ、人を殺めない不殺(ころさず)の流浪人(るろうに)になって全国を旅していました。
腰には通常、峰になる部分に当たる所に刃が付けられた逆刃刀を帯びて。
そこで、〈神谷活心流〉師範代神谷薫と出会い、人斬り抜刀斎を名乗る偽物と戦い、圧倒します。
スリを生業としていた少年明神弥彦、喧嘩屋相楽佐之助などと出会いながら、阿片で儲かろうとしていた悪いやつをしばいたり、日本剣術の未来を憂れう古流剣術家をしばいたりします。
心の一方を使う宇童刃衛との元人斬り対決は見ものです。
さらに、もと新撰組で現在は警察の斎藤一との再会もあったりと、物語の中心人物との出会い、紹介を中心に進行します。
-京都編-
人斬り抜刀斎の後釜である志々雄真実率いる〈十本刀〉との戦いです。
新しい逆刃刀の入手から始まります。
力不足を実感した剣心は、師匠である比古清十郎から〈飛天御剣流〉の奥義を伝授してもらい、本拠地に乗り込み、十本刀の実力上位3人と、剣心、斎藤、佐之助での戦闘になります。
また、本拠地としていた旅館に残りの十本刀のメンバーが襲撃し、弥彦や薫、〈隠密御庭番衆〉と戦います。
弥彦が戦闘要員として善戦し、敵を打ち倒します。
そして明らかに体格がおかしい敵にやられそうなところで、先ほどの剣心の師匠・比古が現れ圧倒的な強さで打ち破ります。
そしてこの師匠がまた強いのなんの(笑)
敵の本拠地でもそれぞれ激闘を繰り広げ、剣心が志々雄を奥義〈天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)〉で破り、その野望を砕きます。
-人誅編-
東京に戻った剣心の元に、雪代縁が現れます。
剣心の元妻・雪代巴の弟です。
剣心の過去編を挟み、縁の部下になっている剣心に個人的な恨みを持つ者たちとのたたかいに。
そこで何と薫が殺害されてしまいます。
そのことにより精神を砕かれた剣心は落人村の住人になり刀を封印します。
しかし、実は薫の死体は人形であることが発覚、誘拐されていることが分かります。
剣心も迷いを断ちきり復活を果たして縁との対決に臨みます。
激闘の末これに勝利し、薫は無事に帰ってきます。
主人公の過去が明らかになり、今後の生き方を決めることになった最終章です。
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感想
はっきり言いましょう。面白いです。
主人公が元伝説の人斬り、流派の修業が中途半端だったりと先日のSAMURAI DEEPER KYO
との共通点も多く、雰囲気も似ております。
主人公が冒頭から作中最強クラスの強さを持ってて気持ちいい。
そこから更に流派を極め強さの頂点を目指していくという…
しかし、強すぎるが故相手を殺さずに倒すというところがなかなか難しい。
飛天御剣流の最大奥義・天龍翔閃は威力がありすぎて、逆刃刀でも死に至る可能性があるという。かといって加減を失敗すると奥義といえる威力を発揮することもできない。
なのでほぼ作中最強なのにしょっちゅうピンチになるんですよね。
まぁ相手も同じレベルの強さを持ってはいるんですが。
そこからの逆転勝利がバトルものとしては王道だとは思うんですけどね(  ̄▽ ̄)
個人的には京都編が好きです。
ボスの志々雄の人生がいろいろありすぎてもう…
政府に裏切られて身体を焼かれて、復讐の為に国盗りを始めるわけです。
身体を焼かれた影響で行動制限が出来てしまい、激しい運動を続けると勝手に発火して燃え尽きてしまう。
そして何より、強い(笑)
奥義を極めた剣心でさえ敵わず、斎藤、佐之助、蒼紫の四人で挑んでも歯が立ちません。
作中強さランキングでは比古に次ぐ二位ですね、きっと。
が、時間制限が来てしまい発火により死亡。
敵の勝ち逃げ的な終わりでした。
それでもかなり盛り上がりましたね。
弥彦の闘いも本格的になりますし。
そして最終章の人誅編のあたまに入る過去編。
これがシャーマンキングに次ぐ面白さの過去編だと思います。
剣心の人斬り時代を見せてくれるわけですが、いくら国の未来のためとはいえこの若さでこれだけのことを…
と、現代では考えられないことをやってのけてるまだ幼さが残る主人公。
妻となる巴との出会いから祝言、故意ではないにしろ巴を斬殺してしまうまでの話。
重たい話で少し気持ちも暗くなります。
過去編終わったら敵の襲撃でヒロイン死んじゃいますし。
精神的に疲れる最終章ですね(笑)
まぁそこはヒロイン、死んでるはずもなく縁に拉致られ人質にされてます。
助けるために敵地に乗り込む、お姫様的なことになってます。
映画ではただただ邪魔な存在でしたが…(^^;(^^;
縁を倒し、日常に戻ってきた剣心たち。
しかし長年の闘いで身体にダメージが刻まれており、飛天御剣流はほぼ使えなくなります。
月日が流れて弥彦が15歳になり、剣心と薫の間に子供が産まれております。
そして弥彦に逆刃刀を託し、ここで剣心の物語が終わります。
逆刃刀の重さを感じる弥彦に、読者として剣心の闘いを見てきた僕も同じようなことを感じました。
もう闘う剣心が見られない寂しさもありますが…。
剣心が闘いから解放され、平和な穏やかな日常に漬かれると思うとホントにお疲れ様、と労いたくなる薫の気持ちも分かります。
ここで物語は完結します。
と、思ってたんですが最近〈北海道編〉として続編の連載がスタートしました。
が、作者の書類送検により休載に入り、賠償して解決したにも関わらず再開のお知らせもない…
早く読みたいものです(*_*)(*_*)
好きな登場人物
僕は主人公剣心の仲間、相楽佐之助が好きです。
剣客だらけの世界で、持ち前のタフネスを武器に素手で闘い抜くやつです。
〈二重の極み〉はかなり真似しました。
自分の正義に基づいて生きるやつで、悪いと思ったのなら
相手が剣心であれ思い切り殴る。
友達を殴るっていうのはなかなか勇気のいる行動だと思います。今までの関係、さらには今後の関係までも変わる可能性があるから。
が、それを佐之助はやれるんです。
間違った方向に行きかけた時、力ずくでも正してくれる友達なんてなかなか居ませんよね(^^;
まぁ、その熱さが原因で最後には罪人として追われる身になるわけですが…。
しかし本人は後悔も反省もしておらず非常に清々しい。
見ててこんなに気持ちいいキャラクターを持ったやつ珍しいです。
海を渡る決意をし、剣心達との別れを選択したのも佐之助っぽくて良かったと思います。
強さランキング
ぽっすん的作中強さランキングです。
個人的なものですのでご自身の見解と違う!!と感じる部分もあるかとは思います(^^;
1位 比古清十郎
2位 志々雄真実
5位 雪代縁
6位 相楽佐之助・四乃森蒼紫
描写を見る感じこんなもんかなぁーと。
1位と2位の差はこんなに無いかなぁーとも思いましたが、比古が負けるところが全くイメージ出来ませんので(^^;
以上です(  ̄▽ ̄)
久しぶりの更新になってしまいました…(T-T)
もう少しマメに書けるようにします。
内容の方も、完結済みの昔の漫画がどうしてもメインになりがちですね。
購入、読んだら感想、くらいに出来たらいいなと思ってます(^^;
では、またそのうち(^-^)